宅見(たくみ)所長
目次
宅建に合格できる裏ワザ(テクニック)について
今回お話するテーマ、宅建に合格するための裏ワザのこの「裏ワザ」とは、本番の試験におていて「選択肢を早く、一瞬で見切るテクニック」のことです。
この「裏ワザ=テクニック」を身に付けると、本番の試験で早く正解の肢を選ぶことができ、他の受験生よりも本番の試験を有利に進めていくことができます。
宅建の試験は、四肢択一形式の問題が全部で50問出題され、2時間以内で解かなければいけません。
一つの肢の文章が長い、まわりくどく分かりにくい言い回し、事例問題、個数問題、ひっかけ問題など解答に時間がかかる問題も何問も出題されます。
もし、問題を解くテクニックを身に付けておけば、問題によっては一瞬で選択肢を見切ることができ、その分難しい問題に時間をかけたり、他の受験生よりも見直しの時間をとることができ、落ち着きやゆとりを持って問題を解いていくことができます。
宅建試験(択一形式の問題)は、基本的にどの問題も正解を見つけるよりも、間違いを探していく方が解きやすいです。
間違いを探していく方が確実に早く正解を見つけることができます。
宅建試験は、上位15%程度に入らなければ合格できない厳しい試験です。
今回は、合格を勝ち取るために参考になるものを集めてみました。
誤解のないようにお伝えすると、もちろんこの「裏ワザ=テクニック」だけを身に付けていても合格できるものではありません。
あくまで、本番の試験を優位に進めていくためのテクニックです。
宅建試験に合格するためには、過去問を中心にした勉強、過去10年分程度の問題をほぼ完ぺきに解けるようにしておくことが必要です。そのためには、3回転させれば覚えてしまう人もいれば、7回転、10回転必要な人もいます。
(宅建に効率よく合格できる勉強方法の詳しい説明は当サイト宅建えーるの中でご案内しています。)
「過去問を中心にした地道な努力が合格に繋がる」ことを前提の上で、今回の「裏ワザ=テクニック」のテーマについてご紹介します。
それでは、一つ一つ確認していきましょう!
テクニック① 「常に〇〇である」という選択肢
「常に〇〇である」という選択肢は、間違いの選択肢と判断して大丈夫です。
「常に〇〇である」は、例外を認めない断定的な表現です。過去10年間の出題で、この「常に〇〇である」は全て誤りの選択肢として出題されています。
例えば、2013年の問16の問題…
このように、すぐに誤りと判断できます。
「常に〇〇である」という選択肢をみて、あなたが間違いなく正しいと判断する場合以外は、誤りの選択肢として判断する方が無難です。
テクニック② 「必ず〇〇である」という選択肢
「必ず〇〇である」という選択肢は、間違いの選択肢と判断して大丈夫です。
「必ず〇〇である」、「必ず〇〇しなければならない」も、例外を認めない断定的な表現です。過去10年間の出題で、この「必ず〇〇である」は全て誤りの選択肢として出題されています。
例えば、2013年の問8の問題…
このように、すぐに誤りと判断できます。
「必ず〇〇である」という選択肢をみて、あなたが間違いなく正しいと判断する場合以外は、誤りの選択肢として判断する方が無難です。
テクニック③ 「有無にかかわらず〇〇できる」という選択肢
「有無にかかわらず〇〇できる」という選択肢は、間違いの選択肢と判断して大丈夫です。
「有無にかかわらず〇〇できる」も、例外を認めない表現です。過去10年間の出題で、この「有無にかかわらず〇〇できる」は全て誤りの選択肢として出題されています。
例えば、2013年の問8の問題…
このように、すぐに誤りと判断できます。
「有無にかかわらず〇〇できる」という選択肢をみて、あなたが間違いなく正しいと判断する場合以外は、誤りの選択肢として判断する方が無難です。
テクニック④ 「直ちに〇〇しなければならない」という選択肢
「直ちに〇〇でしなければならない」、「直ちに〇〇できる」という選択肢は、間違いの選択肢と判断して良い確率が高いです。
「直ちに〇〇しなければならない」、「直ちに〇〇できる」は猶予期間を認めない強い表現です。基本的に、この「直ちに〇〇しなければならない」は全て誤りの選択肢として出題されています。
例えば、2008年の問45の問題…
このように、すぐに誤りと判断できます。
「直ちに〇〇しなければならない」、「直ちに〇〇できる」という選択肢をみて、あなたが間違いなく正しいと判断する場合以外は、誤りの選択肢として判断する方が無難です。
テクニック⑤ 「すべて〇〇である」という選択肢
「すべて〇〇である」という選択肢は、誤りの選択肢として判断できる可能性が高いです。
「すべて」は範囲をひとまとまりに限定している表現です。基本的に、この「すべて〇〇である」は誤りの可能性の高い選択肢になります。
例えば、2015年の問20の問題…
このように、すぐに誤りと判断できます。
「すべて〇〇である」という選択肢をみて、あなたが間違いなく正しいと判断する場合以外は、誤りの選択肢として判断する方が無難です。
テクニック⑥ 「△△なので〇〇である」という選択肢
「△△なので〇〇である」、「△△であるので〇〇である」という選択肢は、誤りの選択肢として判断できる可能性がかなり高いです。
「△△なので・・・・・」と理由付けしている言い回しです。間違えた理由付けをすることで、誤りの選択肢にしているパターンです。
一見すると惑わされやすいですが、ほぼ誤りの選択肢として出題されます。
例えば、2016年の問24の問題…
このように、すぐに誤りと判断できます。
「△△なので〇〇である」、「△△であるので〇〇である」という選択肢をみて、あなたが間違いなく正しいと判断する場合以外は、誤りの選択肢として判断する方が無難です。
テクニック⑦ 「△△に限って〇〇できる」という選択肢
「△△に限って〇〇できる」、「△△に限られる」という選択肢は、誤りの選択肢として判断できる可能性がかなり高いです。
「△△に限って・・・・・」と範囲をかなり狭める言い回しです。限定的な表現を使うと誤りの選択肢にしやすくなります。
例えば、2014年の問13の問題…
このように、すぐに誤りと判断できます。
「△△に限って〇〇できる」、「△△に限られる」という選択肢をみて、あなたが間違いなく正しいと判断する場合以外は、誤りの選択肢として判断する方が無難です。
テクニック⑧ 「〇〇ことはない」という選択肢
「〇〇ことはない」という選択肢は、誤りの選択肢として判断できる可能性が高くなります。
「〇〇ことはない」と例外を認めない表現が使われている選択肢です。
例えば、2014年の問8の問題…
このように、すぐに誤りと判断できます。
「〇〇ことはない」という選択肢をみて、あなたが間違いなく正しいと判断する場合以外は、誤りの選択肢として判断する方が無難です。
テクニック⑨ 「〇〇ことがある」という選択肢
「〇〇ことがある」という選択肢は、正しい選択肢として判断できる可能性が高くなります。
「〇〇ことがある」と広い範囲を認めた表現が使われている選択肢です。その分正しいことを意味している場合が多いです。
例えば、2018年の問26の問題…
このように、すぐに正しいと判断できます。
「〇〇ことがある」という選択肢をみて、あなたが間違いなく誤りと判断する場合以外は、正しい選択肢として判断する方が無難です。
まとめ
宅見(たくみ)所長
今回は、選択肢の言い回しや表現方法から、早く選択肢を見切るテクニック(裏ワザ)についてご説明しました。
このテクニックは今後の試験で絶対に100%正解できるものではありませんが、テクニックが使える選択肢なら高確率で正解できるテクニックです。
でも、あなたが自信を持って正解できるのなら、その選択肢を選ぶべきです。
今回ご紹介したテクニックは、あくまでも補足的な手段です。
宅建士試験は、テクニックだけで簡単に合格できる試験ではありません。
宅建士試験に合格するためには、できるだけ早めに勉強を開始する、日々計画的に学習する、隙間時間を上手に活用する等勉強時間をしっかりと確保してコツコツ努力し続けることが大切です。
あなたには、日々の努力+今回のテクニックの相乗効果で確実に合格していただきたいと思います。