宅建試験不合格の人へ。2度目の受験、再挑戦してリベンジするための大切な考え方や勉強方法!

宅建試験に再挑戦して合格するための考え方や勉強方法

宅見(たくみ)所長

今回のテーマは、「今年の試験で不合格になった人が、来年確実に合格するための必要な考え方や勉強方法について」です。次の試験で絶対に合格したいという人には、是非読んでいただきたい内容です。




宅建試験不合格の原因を自己分析する(勉強方法や過ごし方を振り返ってみる)

宅見(たくみ)所長

まず最初にやることは、あなたの試験勉強中の過ごし方や勉強方法などを振り返ってみる・自己分析してみることです。同じことを繰り返さないためにも、とても大切なことですね。

宅建士は、数ある資格試験の中で最も人気のある有名な資格の一つです。

人気の理由としては、正しい努力を継続できれば誰でも合格できる試験であること、独占業務や設置義務があること、他の難関国家資格試験などへのステップアップに、プライベートでも役立つ知識や場面がたくさんある等が挙げられます。

そのため、年々受験者数は伸び続け、宅地建物取引士に名称変更後は難易度も上がってきています。

合格者のレベルが上がっている理由もあります。

それは、宅建の通信講座や通学講座が充実しているので(低価格で良いものが多いので)、毎年このような講座を利用して合格する人が増えていることです。

ただしどんな方法でも、正しい勉強方法で本番当日まで継続して努力しなければ合格することは難しくなります。

今回の宅建試験で不運にも不合格になってしまったあなたが、来年の宅建試験で合格を勝ち取るために最初にやることは、「なぜ今回の試験に合格できなかったかあなたの勉強方法や過ごし方を振り返ってみる・自己分析する」ことが大切です。

あなたが思うような点数が取れなかった一番の原因は何だったのか。

誰にでも不合格になってしまった原因は必ずあります。例えば・・・・・

宅建試験に合格できなかった原因
  1. 勉強時間が足りなかった(合格レベルに達していなかった)。
  2. 勉強方法が悪かった。
  3. あれこれ手を出してしまい中途半端になってしまった。
  4. 途中であきらめてしまった。

大きな視点で挙げると、このような感じの原因が多いのではないでしょうか。

あなたは、この中でどの原因が当てはまりますか。

1つなのか2つ以上なのか、その原因を一つ一つ潰していかなければ、また同じことを繰り返してしまう可能性があります。

次の項目から、あなたが来年の試験で合格するために、さらに詳しく原因や合格に必要な考え方・勉強方法・過ごし方についてみていきます。

①勉強時間が足りなかった(合格レベルに達していなかった)

不合格理由で一番多いのが勉強不足です。不合格者のかなりの人たちが該当します。

どんなに優秀な人・頭の良い人でもある程度の勉強時間を確保しなければ絶対に合格はできません。

どんなに良いテキスト・過去問集を購入しても、どんなに良い通信講座や通学講座を選んでも、勉強時間が少なくて合格レベルに達していなければ合格できません。

あなたが忙しく仕事をしていて、例えば試験まで残り1ヶ月から本気で勉強を始めても合格は厳しいでしょう。

宅建の合格に必要な勉強時間は300時間が目安だとよく言われています。この目安の時間は人によって異なりますので、合格まで500時間とか600時間かかる人もいます。

本来宅建に合格するためには、勉強時間よりも合格に必要な知識をどれくらい覚えたかが大切です。

試験本番まで〇〇〇時間やったということも大切ですが、時間よりも中身(合格レベルに達しているか)がもっと大切なことです。

この考え方が前提ですが、勉強時間が足りなければ合格レベルに達しないことは事実なので、「勉強時間」を中心に話をします。

宅建を受験する人のほとんどは、仕事が忙しい、学生で本来の学業や部活動・サークル活動が忙しい、家事・育児に忙しい主婦(主夫)の人たちが多いのではないでしょうか。

あなたもきっとそうだと思います。

このような人が(あなたが)、合格に必要な勉強時間を確保するためには「少しでも早く勉強を開始する」ことが必要です。

独学で勉強するなら新たなテキストや過去問は年末から年明けに揃ってきます。そのため、受験する年の1月や2月頃から開始してコツコツ継続することが一番良いです。

通信講座や通学講座の場合は、年内(受験する年の前年)からスタートする講座も中にはありますが、ほとんどが2~3月頃スタートする講座が多いです。

この場合もなるべく早めに2月~3月頃勉強を開始することです。

早めに勉強を開始できれば、1日の勉強時間は短くても合格に必要な勉強時間を十分確保することができます。

7月頃から開始する人(勉強期間が短い人)は、平日の勉強も休日の勉強もまとまった時間を確保していかなければいけません。

仮に合格に必要な平均的な勉強時間が300時間(実際には300時間は短めです)と考えて、あなた自身が自分にはどのくらい必要か、350時間なのか、400時間なのか、または250時間なのか、まず簡単に考えて下さい。

これを本番までの勉強期間(勉強できる日数)から平日〇時間、休日〇時間勉強すれば目安の合計時間勉強できるなと計算してみて下さい。

あなたが仕事をしているなら平日は少なめ、休日に多めに、繁忙日や休日出勤がある時期は勉強時間は少なめに考える必要があります。

主婦(主夫)の人は毎日が忙しく休みがないので、毎日隙間時間に平均的に時間を確保しながら勉強する必要があります。

最後の数ヶ月(1~2ヶ月)は趣味や遊び、付き合い等を控えて全力で取り組むべきです。

そうは言っても勉強期間はたったの数ヶ月です。あっという間に本番の試験はきます。

次の試験で絶対に合格・リベンジして、宅建の勉強はもうここで終わらせましょう。

②勉強方法が悪かった

どの教材を勉強の中心にするか(アウトプット中心の勉強方法)

この「勉強方法が悪かった」も該当する人は多いと思います。

「勉強時間が足りなかった」かつ「勉強方法が悪かった」となると合格はかなり難しくなります。

あなたが自分の勉強方法を振り返ってみて、これからお伝えする内容と比較してみて下さい。

勉強方法については、あなたの性格に合っていることも必要なので、これが絶対に正しいということではありません。

でも、「勉強の中心に何を(どの教材を)一番に置くか」これはとても大切な考え方です。

この「何を」とは、当サイトのいろんな記事でその都度話をしていますが「過去問」のことです。

宅建試験とは何かの答えは全て「過去問」をみれば分かるからです。

不合格者で意外と多いのは、過去問(問題演習)を後回しにして、テキストばかり読んでいる(インプットばかりしている)ケースです。

宅建試験に効率よく合格するためには、8割~9割インプット、残りをアウトプット(問題演習)ではなく、8割~9割をアウトプット、残りをインプットにすべきです。

アウトプットして解説をしっかり読むことがインプットにも繋がります。

宅建試験は7~8割は過去問と同じかほぼ同じ(類題)から出題されます。そのため、試験勉強を開始したその日から過去問を解くことが絶対に必要です。

何度も言いますが、宅建試験で最も大切な教材は「過去問」です。アウトプット中心の勉強でなければ、たとえ合格できてもかなりの勉強時間が必要になります。

「テキストを単元ごとに細かく区切りながら読む⇒すぐに過去問を解く⇒またテキストに戻って該当箇所を確認する」の繰り返しです。

場合によっては、「最初に一問一答集などでこれからテキストを読む箇所の過去問を確認してみる⇒テキストを読む⇒再度過去問を確認する」この勉強方法だとさらに知識が定着します。これは、通信講座のスタケンもやっている勉強スタイルです。

使用する過去問題集で当サイトのおすすめは、「LECの出る順ウォーク問過去問題集」です。

私は、過去問はこの問題集をやっただけで合格しました。

過去問は分野別過去問を選んで繰り返し解くと良いと思います。3~4回程度繰り返すとかなり分かるようになります。

勉強の後半からは年度別過去問を解くのも良いですが、分野別過去問の方が知識が定着しやすく力がつきます。

宅建に効率よく合格できるおすすめの過去問題集については当サイト内でご案内しています。詳しく知りたい方はこちら👇をご覧下さい。

2021年おすすめの宅建過去問【2021年最新】おすすめの宅建過去問をご紹介!宅建士に一発合格できる問題集を比較!

1つの選択肢ごとに正誤の判断ができているか

次に、過去問演習で注意すべきは、四肢択一形式の問題を解いた後「答えを見るだけで終わりにしていないか」、「答えだけみて次の問題に進んでいないか」ということです。

過去問演習で大切なことは、選択肢の一つ一つを根拠を持って〇か✖かを判断できることです。

合格するためには、過去10年分の過去問のほぼ10割に近いレベルで正解できることです。しかもその正解は、選択肢の一つ一つの正誤を判断できるレベルになっていることです。

宅建試験で点数が取れない人は、過去問の正解率がまだまだ低かったり、正解していても選択肢一つ一つの正誤が判断できていないことが考えられます。

そのような場合は、「一問一答形式の問題集」を解くことをおすすめします。

一問一答形式の問題集は、四肢択一形式の問題集よりも気軽に取り組むことができます。さらに良いことは、一問一問確認できるので実力がつくということです。

当サイトでおすすめの一問一答形式の問題集は「ユーキャンの宅建士これだけ!一問一答集」です。

この一問一答集は厳選された重要過去問を合計800問解くことができ、解説が分かりやすく、ポイントもまとまっています。繰り返し繰り返し解くためには、ちょうど良い量の問題集です。

一問一答形式の問題集と分野別問題集を組み合わせて繰り返し継続すれば、効率よく知識が定着して早い段階で合格レベルに達します。

無駄な作業をしていないか

宅建の勉強をする目的は、誰もが「合格するため」だと思います。

あなたも合格したいから宅建の勉強をしていますよね。

それなら、まず合格を最優先する勉強方法にすべきです。

やらない方が良いのは、「作業」をすることです。ここで言う作業とは、自分のノートを作ること、テキストの内容を自分で丁寧にノートにまとめることです。

これは時間ばかりかかってしまい効率の悪い勉強方法です。せっかく苦労して時間をかけてまとめても書いた内容は忘れてしまうので一からノートを覚え直す作業が必要です。

また、間違って書き写してしまうリスクがあります。何よりもノート作りを始めると合格するよりもノートを綺麗にまとめることに意識がいってしまい、過去問演習の時間がほとんどとれなくなってしまいます。

さらに、過去問を解いた後に間違った選択肢の問題をノートに書き写して、解説まで書き写す人もいます。これも無駄な作業です。

解いた過去問に日付を記入し、よく間違える問題には付箋を付けておけばすぐに確認できます。

もし書く必要がある場合は、テキストに直接書き込むようにして時間をかけないようにすべきです。

テキストか過去問のどちらかに絞って直接書き込んで必要な情報を集めていけば効率よく進められます。

あと、意外と時間がかかるのは綺麗にいろんな色を使ってテキストや過去問題集に線を引くことです。

ペンを持ち換えて線を引くとけっこう時間がかかります。またカラフルにしすぎると後からどこが重要か分からなくなってしまいます。

線はできるだけ引かない、引いても後から消せる鉛筆やペンで引くことをおすすめします。

後から消すことができれば、覚えた個所は線がなくなり分かりやすくなります。覚えていない重要な箇所だけが残るようにしていけば一目で弱点箇所を把握できます。

無駄な作業はやめて、「合格に必要な勉強」を心がけましょう。

基本事項、重要事項、法改正箇所、統計等の暗記

宅建は法律中心の試験なので、合格するためにはどうしてもある程度の知識(基本知識や出題率の高い重要知識、重要数字等)の暗記が必要になります

暗記は理解しながら暗記すると覚えやすいです。

暗記の方法としては、テキストを読みながら暗記するのではなく、問題演習しながら暗記した方が定着しやすいです。

当サイトで、宅建業法や権利関係、法令上の制限、税その他すべての科目の傾向と対策について解説しています。

こちら👇をみていただくとそれぞれの科目のどの項目に力を入れるべきか、または力を抜くべきかが分かります。

アイキャッチ画像 宅建業法の出題傾向と対策【宅建士試験】宅建業法の出題傾向と対策、攻略のポイントについて解説! アイキャッチ画像 権利関係の出題傾向と対策【宅建士試験】権利関係(民法等)の出題傾向と対策、範囲を絞った学習がポイント! 新アイキャッチ画像 法令上の制限の出題傾向と対策、攻略のポイント【宅建士試験】法令上の制限の出題傾向と対策、攻略のポイントは重点箇所に絞った暗記の徹底! 新アイキャッチ画像 税・その他の出題傾向と対策、攻略のポイント【宅建士試験】税・その他の出題傾向と対策、攻略のポイントは基本事項を確実に身に付けること!

また、法改正箇所はよく狙われるところです。直近または2~3年前の改正情報は頭に入れておくことが大切です。

直前期には、統計の確認、最低でも2~3回程度は大手専門学校の予想模擬試験を受ける(予想模試の書籍を購入する)ことも大切ですね。

直前期の勉強方法についてはこちら👇をご覧下さい。

アイキャッチ画像 直前期勉強方法!【保存版】宅建士試験に合格できる直前期の勉強方法。法改正情報の入手、予想模試を受けよう!

せっかく頑張って努力しても、効率の悪い勉強方法、無駄な勉強方法で取り組んでいては合格まで遠回りすることになります。

もう一度あなたの勉強方法を見直してみて下さい。

③あれこれ手を出してしまい中途半端になってしまった

試験勉強中はほとんどの人が何か迷いや悩み、不安を持ちながら勉強していると思います。

多分、あなたもそうだったと思います。

ただ、この迷いや悩み、不安が大きくなりすぎるとあなたの勉強方法やあなたが使っているテキスト、過去問、通信講座、通学講座が信じられなくなり、別のものに手を出したくなります。

新たにテキストや過去問を購入したり、直前期に通信講座を始めたり、誰か知り合いが使っているものを欲しがったり、新しい情報が入れば飛びついたりなどの行動をとってしまうケースです。

宅建の良さの一つですが、市販のテキストや過去問、通信講座、通学講座のどれも一定レベル以上の良いものばかりで、どれを使っても、どのスタイルで勉強しても最後までしっかりとやりぬくことができれば必ず合格できます

あれこれ購入してやろうとすると全てが中途半端になり、徹底して繰り返すことができなくなります。

そうなるとやはり合格は遠のきます。

一度これと決めて始めたら最後まで徹底的にやりとおして下さい。

一番大切なことは、あなたが最後まで努力できるかということです。その次に勉強スタイルとかどのテキストや過去問を使用するかです。

④途中であきらめてしまった

これはモチベーションをいかに維持できるかの問題です。

テキストや過去問を購入したけどほとんど勉強できず、受験の申し込みもしなかった人もいれば、受験の申し込みはしたけど結局あきらめてしまい受験会場に行けなかった人などたくさんいると思います。

宅建試験は、受験を申し込んだのに何らかの理由で受験会場に行けなかった人が5万人以上いる年もあります。

あなたが、当初宅建に絶対に合格したいと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

宅建に合格して就職や転職を成功させたい、社内の評価を上げるため、次の難関資格へのステップアップのためなど人によって違うと思いますが、何かきっかけがあったはずです。

あなたが最初に抱いた思いを最後まで持ち続けてほしいと思います。

仕事しながら、何かを抱えながらの勉強はとても大変です。でも、宅建に合格すると必ず良い方向に進むことができます。

あなたが一度決めたことです。途中で勉強をやめず、あきらめず最後まで頑張り抜いてほしいです。

また挫折してしまいそうだという人は、ある程度お金をかけて始めることも一つの方法です。

通学講座なら15万円前後かかりますが、お金をかけた分逃げ道をなくすことができるとも言えます(後悔しないようにお金はかけすぎないようにしましょう)。当サイトでおすすめする通学講座はLECや大原です。

また、挫折しないように最初から分かりやすく理解しやすい通信講座を受講することも良い方法です。

最近の通信講座は独学とほぼかける金額は変わらず、わかりやすく効率よく合格できる講座が増えています。

当サイトでは、スタケンやスタディングを特におすすめしています。この内容の良さ、質の高さで2万円程度です。

もし、あなたが独学で失敗したならこのような通信講座を利用するなど、あなたの勉強スタイルを再度検討することも必要なことかもしれませんね。

費用対効果が抜群に高く、独学よりも楽しんで勉強できるのでおすすめです。年々合格者を増やしている信頼度の高い通信講座です。

スタケンやスタディングの良いところは、講義内容の分かりやすさはもちろんですが、過去問演習や予想問題演習を徹底的に繰り返し繰り返し勉強できるところです。

「スタケン」についてはこちら👇をご覧下さい。

宅建通信講座スタケン【2021年スタケン解説】過去問アプリでおすすめの宅建通信講座!講座内容や口コミ・評判。

スタディングについてはこちら👇をご覧下さい。

スタディング宅建士講座【2021年】スタディングはおすすめの宅建通信講座。短期合格できるお得講座・口コミ・評判は?

まとめ

宅見(たくみ)所長

具体的な勉強に取り掛かる前に、あなたがやってきた勉強方法や過ごし方を振り返ってみて下さい。次の試験で合格を勝ち取るために必要なことです。

今回のテーマは、宅建試験で不運にも思ったような点数が取れなかった人へ、次の試験は絶対に合格したい人へ、再挑戦して合格するための大切な考え方や勉強方法についてご説明しました。

最近の宅建士試験は、仕事をしている人が独学で一発合格することは難しくなっています。

むしろ一発合格できないことの方が普通です。

だから、今回の試験で思うような点数が取れなかったからと言って、落ち込んだりあなた自身を否定することは全くありません。

宅建を受験しようと思いテキスト・過去問を購入したこと、仕事や家事と勉強を両立しながら隙間時間を利用して頑張って勉強してきたこと、緊張しながら予想模試や本番の試験を受けたことなどとても立派なことだと思います。

あなたは、今回の試験結果に対して反省する必要はありません。ただ振り返るだけで良いのです。

振り返って自己分析し、次の試験に向けて何かを変えてみるだけです。

そうすれば、あなたは次の宅建試験で必ず合格できます。絶対に合格してほしいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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