宅見(たくみ)所長
会社員 建一
宅見(たくみ)所長
会社員 建一
宅見(たくみ)所長
これから、夏から初めて合格できるテキストを1冊ご紹介します。
はじめに
今回ご紹介するテキストは、LECの「どこでも宅建士とらの巻」です。
表紙には虎(とら)のイラストがあり、かなりインパクトのあるテキストです。
(このテキストを購入したきっかけはプロフィールの中でご説明しました。)
私の場合、意志の弱さ等から勉強開始時期がかなり遅くなってしまいました。
結局、私が、具体的に勉強を開始した時期はお盆休みから…
急遽仕切り直して、この「宅建士とらの巻」の購入を決めました。
宅建士の勉強開始時期が、本番の試験まで残り2か月とか3か月もない人には、この「宅建士とらの巻」がおすすめのの1冊です。
例えば、6ヶ月前、8ヶ月前から早めにスタートを切ってコツコツ勉強できる人には、このサイト内でご紹介したテキスト(特に、①LEC、②TAC、③ユーキャン、④日建学院)がおすすめ。
⑤の駿台のテキストは、今回ご案内する「宅建士とらの巻」と似た種類のテキストで、勉強期間が少ない人が短期間で合格を目指せるテキストです。
宅見(たくみ)所長
- ボリューム(適当か、ページ数、文字の大きさ、厚さ等について比較)
- 説明の分かりやすさ(理解しやすいか、丁寧か等について比較)
- ポイントの見やすさ(重要度ランク、色、アイコン、表、図、要点まとめ等について比較)
- 暗記のしやすさ(比較表、ゴロ合わせ等について比較)
- 値段
短期決戦型テキスト 「どこでも宅建士とらの巻(LEC東京リーガルマインド)」
宅見(たくみ)所長
ボリューム
「宅建士とらの巻」は、全部で493ページの1冊のテキストです。
文字のサイズがやや小さめでびっしりと書かれているので、ボリューム的にはけっこうあります。
過去問等の章ごとの問題演習もありませんので、短期集中型のテキストとしては、比較的掲載されている項目は多めです。
テキストの厚さはページ数が少ないため、ご紹介した駿台やTAC、日建学院のテキストよりも薄いですね。
左端や右端の欄外もなく、また、余白も少なく文章や図等をテキストいっぱいに使っています。
重要事項を中心に絞っていますが、十分合格点は目指せます。
やや足りない部分については割り切りは必要です。
やはり、このようなテキストを使う場合は、過去問をできるだけたくさん解いて、過去問の解説からも知識をしっかりと吸収する勉強方法が良いですね。
このテキストは、できるだけ短期間で効率よく合格したい人に向いています。
説明の分かりやすさ
このテキストの本文の文末形式は、「だ・である調」で書かれています。
「目からウロコのポイント解説」や「Tea Time(LEC専任講師のアドバイスや合格者からのメッセージ)」のコーナーは「です・ます調」です。
説明や内容のについては、しっかりと書かれていますので分かりやすいです。
ただし、LECの出る順テキストのように、難しい内容でも一つ一つ分かりやすい言葉で丁寧に解説して理解させるような説明とは異なります。
「目からウロコのポイント解説」はとても役に立ちました。
分かりにくい用語を丁寧に解説してくれたり過去問の解き方のコツ、出題範囲の法律をまとめて分かりやすく説明してくれたりと、題名の通り「目からウロコ」でしたね。
本文中に出てくるようなキャラクターはいません。項目ごと最初にでてくるとらのキャラクターと「目からウロコのポイント解説」の最初にでてくる男の子?とそれぞれ講師の似顔絵キャラクターが出てきます。
キャラクターやイラスト等は少ないですが、掲載されている図は分かりやすいです。
権利関係の相関図等試験問題を解く上でポイントとなる図がありますが、これが簡単で分かりやすく参考になりますね。
簡単で分かりやすい図は、その図を参考にして本番でも似たような図が書けると問題を解くスピードが上がります。
欄外の補足やアイコン等はなく、本文の中や「とらの巻」ですべて解説しています。
宅見(たくみ)所長
ポイントの見やすさ
色は、3色程度使われています。
強調部分は赤のようなはっきりとした濃さではなく少し茶色も入っているやわらかい感じの色です。相関図等には薄い茶色が使われています。
色等、全般的に見やすいテキストです。
重要度のランク分けの表示は2種類あります。
まず、各項目ごとの表題の右側にとらのキャラクターの吹き出しで、重要度の高い順に「絶対トラねば!」、「トラねば!」、「トラずとも・・・」の3段階の表示があります。
トラにかけてユニークなランク分け表示ですね(笑)。
時間的に余裕がない人は、まずは「トラずとも・・・」は後回しで一通り終わらせることも戦略の一つです。
また、各項目ごとに「とらの巻」というポイントまとめの箇所が出てきますが、その中に「A」、「B」、「C」の3段階でランク分けされています。まとめにもランク分けが表示されているので、残りの勉強期間と相談しながら取り組むことができます。
「とらの巻」は、主に表を中心にまとめられていますので分かりやすいです。
この「とらの巻」は、権利関係で97コ、宅建業法で59コ、法令上の制限で45コ、税・価格の評定で23コ、5問免除対象科目で8コ出てきます。
アイコンは特にありませんが、受験勉強中は、ポイントがはっきりしていたので使いやすかったです。
そして、これは最も大切なポイントですが、本番の試験に出題される法改正に完全に対応したテキストです。
出版時期が毎年5月頃なので最新の法改正情報の掲載が可能です。
特に、独学の人は改正について自分で情報を集める必要があるため、余分な手間がかからず助かると思います。
宅見(たくみ)所長
暗記のしやすさ
先ほどご説明しましたが、「とらの巻」は良くまとまっていて暗記にも便利ですね。
「とらの巻」ほど頻繁に出てきませんが、「ONE POINT ADVAICE !」というコーナーがあって、一言でポイントを教えてくれたり、ゴロ合わせで暗記しやすくしてくれたりしています。
LECのゴロ合わせはセンスが良くて私にバッチリとはまったものがいくつもあったので、試験当日まで役に立ちました。
この「どこでも宅建士とらの巻」は、私が使っていた頃と比べて改正情報以外はほとんど変わっていません。
でも、一つだけ大きく変わった箇所があります。それは、「とらの子」という別冊がついたことです。
この「とらの子」はとても良いですね。私が使っていた頃にあったら、もう少し楽に勉強できたと思います。
全部で32ページの冊子で、直前期に知識を整理したり暗記したりできます。
会社員 建一
値段
値段は、2,420円(税込)です。
宅見(たくみ)所長
総合評価
宅見(たくみ)所長
まとめ
宅見(たくみ)所長
会社員 建一
宅見(たくみ)所長
今回ご紹介したLECの「どこでも宅建士とらの巻」は、私が実際に使ったテキストです。
このテキストのおかげでギリギリでしたが何とか合格できました(もちろん過去問のLECのウォーク問の力はかなり大きかったです)。
当サイトでは、合格するための戦略の一つとして、本番での獲得目標点数を38点としています。38点をとるための計画の立て方や勉強方法については、このサイト内でご説明しています。
独学の人向けの勉強計画の立て方と勉強方法については、こちら👇をご覧下さい。
【保存版】宅建士に効率よく合格できるスケジュール。勉強期間6ヶ月(半年)の独学者向けの計画と勉強方法。でも、実際に38問正解するってなかなか大変なこと。
やはり、ゆとりを持って確実に合格するためには、他の人よりも少しでも早く勉強を開始して本番まで努力を継続することが大切です。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。